- dYdxのPC版とスマホアプリ版の使い方
- 画面操作方法
- 取引方法
- 取引における注意点
dYdXでは入金後、ウォレットをつなぐだけで取引ができます。
しかし、国内の取引所と異なる部分もあるので不安を感じる人もいるでしょう。
取引方法の種類が多いので、使い方を知っておかないと意図と異なる取引方法を利用してしまい、損してしまうこともあるのです。
本記事を参考にすれば数多くある取引方法を理解することができます。
dYdXをスムーズに利用したい方は、ぜひ参考にしてください。
dYdXの使い方|入金・ウォレット接続
dYdXの使い方を以下のとおり紹介します。
- 国内仮想通貨取引所の開設
- 仮想通貨ウォレットの開設
- dYdXに仮想通貨ウォレットを接続
- dYdXへ入金する
まずは国内の仮想通貨取引所を開設しましょう。
dYdXに日本円を入金できないので、国内の仮想通貨取引所でビットコインやイーサリアムなどの通貨を購入して送金する必要があるからです。
次に仮想通貨ウォレットを開設しましょう。
dYdXは仮想通貨ウォレットを接続して利用するからです。
仮想通貨ウォレットを接続できたら、dYdXに仮想通貨を入金すると取引ができます。
dYdXの口座開設方法を3ステップで詳しく知りたい方は、参考にしてください。
スマホアプリ版|dYdXの使い方
分散型取引所であるdYdXは、スマホアプリでも利用できます。
スマホアプリでの使い方は以下のとおりです。
- スマホアプリ版|入金・ウォレット接続
- スマホアプリ版|画面操作方法
- スマホアプリ版|取引方法
順に解説します。
スマホアプリ版|入金・ウォレット接続
dYdXを利用する前に、まずは仮想通貨ウォレットに通貨を送金する必要があります。
PC版でdYdXを使っている場合、PCからQRコードを表示させて、スマホアプリから読み取って利用できます。
次にdYdXに入金する手順は、以下のとおりです。
- dYdXのスマホアプリから仮想通貨ウォレットと接続
- ダッシュボード画面から、「入金」または「資産の管理」を選択
- 入金する資産を選択
- 入金する数量を入力
- 入金確認をして完了
dYdXでは、さまざまな仮想通貨を受け付けていますが、入金に使用できる通貨や手数料が異なる場合があるので、注意してください。
手順1:dYdXのスマホアプリから仮想通貨ウォレットと接続
dYdXのスマホアプリから仮想通貨ウォレットと接続します。
画面下部の「▶︎」をタップします。
「始める」をタップ。
使用する仮想通貨ウォレットをタップしましょう。
今回はメタマスクを使用して解説しますので、「メタマスク」をタップします。
「リンクウォレット」をタップ。
下記の事項に同意できましたら、「接続」および「署名」をタップします。
- リンクウォレット
- 所有権の確認をする
- 取引を可能にします
ウォレットのところに接続した仮想通貨ウォレットが表示されていれば、接続完了です。
今回はメタマスクで解説していますので、メタマスクが表示されています。
手順2:ポートフォリオ画面から、「入金」を選択
仮想通貨ウォレットに接続できたら、入金をしましょう。
画面左下の赤色の四角で囲ったアイコンをタップします。
次に画面右上の「送金」をタップ。
手順3:入金する資産を選択
入金する「資産」を選択しましょう。
手順4:入金する金額を入力
入金する「数量」を入力しましょう。
手順5:入金確認をして完了
入金を確認して、完了です。
スマホアプリ版|画面操作方法
dYdXのスマホアプリでは、以下の操作ができます。
- 取引をする:取引画面から売買する通貨の種類や数量、価格を入力して取引を実行できる
- マージン取引をする:マージン取引画面から借りる通貨の種類や数量、レバレッジを入力して取引を実行できる
- オプション取引をする:オプション取引画面から購入する通貨の種類や数量、価格を入力して、取引を実行できる
スマホアプリ版|取引方法
dYdXでは仮想通貨やマージン、オプションなどさまざまな資産を取引できます。
取引方法は、取引する資産の種類や市場の状況によって異なるのです。
以下に、dYdXで一般的な取引方法を紹介します。
- 仮想通貨の取引
- マージン取引
- オプション取引
画面右下の「マーケット」をタップし、取引したい仮想通貨をタップ。
自分がしたい取引方法を選択して、取引ができます。
仮想通貨の取引
スマホアプリからの取引方法は以下の手順です。
- 取引画面にアクセス
- 売買する通貨の種類、数量、価格を入力
- 取引を確認して実行
マージン取引
dYdXではマージン取引ができます。
マージン取引とは、仮想通貨を借りて投資することです。
取引するには以下の手順でできます。
- マージン取引画面にアクセス
- 借りる通貨の種類、数量、レバレッジを入力
- マージン取引を確認して実行
オプション取引
dYdXではオプション取引ができます。
オプション取引とは、将来のある時点での価格を予想し、その価格に応じて決定される報酬を得ることです。
取引の手順は以下のとおりです。
- オプション取引画面にアクセス
- 購入する通貨の種類、数量、価格を入力
- 取引を確認して実行
dYdXの使い方|画面操作方法
dYdXの画面操作方法は以下のとおりです。
- 注文画面の表示方法
- 出金する方法
それぞれ解説します。
注文画面の表示方法
注文画面は右上にある「取引」タブをクリックして表示できます。
具体的には以下の情報が表示されます。
- 通貨の種類:取引する通貨の種類
- 数量:取引する通貨の数量
- 価格:取引する通貨の価格
- 取引手数料:取引にかかる手数料
注文画面のレイアウトや表示内容は、dYdXのバージョンやデバイスによって異なる場合があるので注意してください。
出金する方法
出金の手順は以下のとおりです。
- dYdXにアクセス
- ポートフォリオ画面から「出金」を選択
- 出金する資産を選択
- 出金する金額を入力
- 確認して完了
操作方法は画面上部の「ポートフォリオ」をタップし、画面右下の「出金」をタップします。
出金する資産を選択し、出金する金額を入力しましょう。
最後に出金確認をして完了です。
dYdXではさまざまな仮想通貨を出金できますが、出金に使用できる通貨や手数料が異なる場合があるので注意してください。
出金方法は以下の2種類です。
- 高速出金:0.1%の手数料がかかるが、マイニングされるまで待つ必要がなく即座に出金が可能
- 通常出金:最大で20時間ほどマイニングされるのを待つ必要がある
dYdXの使い方|取引方法
dYdXの取引方法は以下の3つです。
- dYdXでの指値注文の方法
- dYdXでの成行注文の方法
- dYdXの「逆指値」の使い方
dYdXでの指値注文の方法
指値注文は以下の手順で行います。
- dYdXにアクセス
- 取引画面から指値注文を選択
- 買い(または売り)する通貨の種類、数量、価格を入力
- 指値注文を確認して実行
指値注文とは、特定の価格以上(または以下)で買い(または売り)する注文のことです。
指値注文を使用することで、特定の価格になったときに自動で取引が実行されるため、市場の状況を見ながら取引できます。
ただし自分の指定した額まで変動がなければ注文が通らないので、取引の機会を逃してしまいます。
dYdXでの成行注文の方法
dYdXでは、成行注文ができます。
成行注文とは、現在の市場価格で即座に買い(または売り)する注文のことです。
成行注文は以下の手順で行います。
- dYdXにアクセス
- 取引画面から成行注文を選択
- 買い(または売り)する通貨の種類、数量を入力
- 注文を確認して実行
成行注文を使用することで、市場の状況を見ながらすぐに取引が実行されるため、注文を出してすぐに取引できます。
即座に購入できるメリットがありますが、変動が激しいと想定外の価格になる可能性があるので注意してください。
また、市場の状況によっては、注文をすべて実行できない場合もありますので、注文前に必ず取引条件を確認しましょう。
dYdXの「逆指値」の使い方
dYdXの「逆指値」の使い方は以下のとおりです。
- ストップリミット注文
- ストップマーケット注文
- トレーリングストップ注文
- 利確指値注文をする
- 利確成行注文をする
ストップリミット注文
ストップリミット注文は取引画面の逆指値から利用できます。
ストップリミット注文とは、特定の価格を基準にして売買する注文方法のことです。
ストップリミット注文は、2つの部分から構成されています。
- ストップ価格と呼ばれる基準価格
- リミット価格と呼ばれる、注文を実行する際の目標価格
ストップリミット注文を使うことで、特定の価格に達した時点で自動的に売買ができるのです。
価格の変動に応じた自動的な売買ができるため、トレードを自動化できます。
ただし、ストップリミット注文は、基準価格や目標価格が達成されるかどうかは保証されません。
市場の状況によっては、注文が実行されないこともあります。
また、注文を実行するためには十分な量の資産が必要になるので注意が必要です。
ストップマーケット注文
dYdXでのストップマーケット注文は、取引画面の逆指値から利用できます。
ストップマーケット注文とは、特定の価格を基準にして市場で最良の手形で売買する注文方法のことです。
ストップマーケット注文を使用することで、特定の価格に達した時点で自動的に売買ができます。
ストップリミット注文と同様に価格の変動に応じた自動的な売買ができるため、トレードを自動化できるのです。
基準価格としてトリガー価格を設定する必要があります。
また、注文を実行するためには、十分な量の資産が必要です。
ただし、dYdXでもストップマーケット注文は、基準価格が達成されるかどうかは保証されません。
市場の状況によっては、注文が実行されないこともありますので注意が必要です。
トレーリングストップ注文
トレーリングストップ注文は取引画面の逆指値から利用できます。
トレーリングストップ注文とは、特定の価格を超えるか下回ると、注文が実行されるように設定された注文のことです。
特定の価格との距離を設定することで、市場の状況に応じて注文を自動的に調整できます。
トレーリングストップ注文を使用するため、基準価格としてトリガー価格を設定する必要があるのです。
また、トレール距離を設定することで、注文を実行する際の目標価格を指定できます。
トレーリングストップ注文を使うことで、価格の変動に応じて自動的に注文を調整できるため、トレードを自動化できるのです。
ただし、dYdXでも基準価格や目標価格が達成されるかどうかは保証されません。
市場の状況によっては、注文が実行されないこともあります。
利確指値注文をする
利確指値注文は取引画面の逆指値から利用できます。
利確指値注文とは、特定の価格に達した時点で、利益を確定するように設定された注文のことで、テイクプロフィット指値注文ともいいます。
特定の価格を基準にして、売買する注文方法です。
ストップリミット注文は損失額の範囲を決めるのに対して、利確指値注文は利益額の範囲を決めます。
利確成行注文をする
利確成行注文は取引画面の逆指値から利用できます。
利確成行注文とは、特定の価格に達した時点で、利益を確定するように設定された注文のことです。
利確指値注文と同じように利益を確定するための注文方法です。
設定した利益価格になった時、自動で成行注文をして市場で最良の方法で売買します。
注文数量と利益確定するトリガー価格を設定すると注文できます。
dYdXの使い方|取引における注意点
dYdXでの取引における注意点は以下のとおりです。
- 他社より劣る機能がある
- 処理能力に懸念がある
- 用語の理解が難しい
他社より劣る機能がある
dYdXではBybitやBinanceと比べて、制限される機能は3つです。
- レバレッジ
- 利確や損切りの指値
- 両建て
それぞれ詳しく解説します。
レバレッジ
指値注文で新規注文をする場合、レバレッジを調節する機能がないので注意してください。
また、最大レバレッジが銘柄によって異なりますが、10から20倍まであります。
海外中央集権型の取引所と比較すると低い数値です。
利確や損切りの指値
指値注文で新規注文をする場合、利益確定や損切りの指値を設定できないので注意してください。
成行注文で新規注文する際は、利益確定や損切りの指値を設定できます。
しかし、注文後に指値価格を変更できないので注意が必要です。
両建て
dYdXでは、同じ通貨ペアで両建てができないので注意してください。
ショートポジションとロングポジションを同時に持とうとすると、片方が帳消しになり1つのポジションにしか両建てできません。
両建てにより一時的に損益を固定できないため、他の取引所より自由度が低いのです。
処理能力に懸念がある
dYdXは処理能力に懸念があります。
2022年11月時点のdYdXでは、1秒あたり1,000件の注文やキャンセルと10件の取引しか処理できないからです。
2023年のバージョンでは処理能力が上がる見通しですが、現状では処理能力不足に陥る可能性も考えられます。
今のところ、処理能力の低さは大きな問題になっていないようです。
dYdXには、処理能力に懸念があることは把握しておきましょう。
用語の理解が難しい
dYdXには、他の取引所で使用している用語とは異なる意味の用語もあるため、理解が難しいでしょう。
例えば、逆指値の意味は他の取引所とは異なるのです。
一般的な取引所では、より不利な価格を指定して注文する方法のことを指します。
しかしdYdXでは、利益確定や損切りに利用される注文をまとめて逆指値としています。
【Q&A】dYdX(DYDX)の使い方に関するよくある質問と回答
dYdX(DYDX)の使い方に関するよくある質問をまとめました。
疑問を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- dYdX(DYDX)でステーキングすることは可能?
-
dYdX(DYDX)では2021年9月からステーキングすることが可能になりました。
2022年11月時点ではUSDCを預け入れると、0.02%の金利で運用できます。
- dYdX(DYDX)はスマホアプリにも対応している?
-
dYdX(DYDX)はiOS版のスマホアプリをリリースしています。
しかしAndroid版は2023年3月時点ではリリースされていないので注意してください。
- dYdX(DYDX)の将来性は?
-
dYdX(DYDX)の将来性は高いといえるでしょう。
dYdX(DYDX)は世界中の企業やエンジェル投資家から投資を受けているうえ、高性能のブロックチェーン「dYdX V4」に移行する予定なので価格高騰が見込まれるからです。
- dYdX(DYDX)の仕組みは?
-
dYdX(DYDX)はイーサリアムブロックチェーン上に構築された分散型取引所であり、スマートコントラクトを利用しています。
そのため、ユーザーは管理者を仲介することなく取引が可能です。
- dYdX(DYDX)は手数料がかかる?
-
dYdX(DYDX)では、以下のタイミングで手数料・ガス代が発生します。
- 入出金
- 取引時
- 報酬を受け取る時
なお仮想通貨dYdX(DYDX)の保有量によって、取引手数料の割引率が変わります。
- dYdX(DYDX)の成行注文のやり方は?
-
dYdX(DYDX)の成行注文は、以下の手順で行います。
- dYdXにアクセス
- 取引画面から成行注文を選択
- 買い(または売り)する通貨の種類、数量を入力
- 注文を確認して実行
成行注文を使用することで、市場の状況を見ながらすぐに取引が実行されるため、注文を出してすぐに取引できます。
【まとめ】dYdXの使い方|取引方法について解説
今回は、dYdXの使い方や画面操作方法、取引方法などについて解説しました。
dYdXは、仮想通貨ウォレットに接続するだけで取引ができます。
7つある取引方法を詳しく解説していますので、自分にあった取引を見つけられるでしょう。
- 指値注文
- 成行注文
- 【逆指値】ストップリミット注文
- 【逆指値】ストップマーケット注文
- 【逆指値】トレーリングストップ注文
- 【逆指値】利確指値注文をする
- 【逆指値】利確成行注文をする
dYdXでの取引方法を知りたい方は、本記事を読んで取引してみてください。